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これは妄信だろうか、本当にそうなのだろうか、あの剥き身の文章を読んで衝撃を受けない人間が、心を揺さぶられない人間が、存在するのだろうか?
「文学班」のこと
何度かこのタイトルで記事を書こうとして、そのたび失敗している。言葉にできないことが多すぎる。それでも何かの形で残しておきたくて今日もページを開いている。いつか書けるだろうか。
夕焼けのこと
こちらに来てからまだ一度も、美しい夕焼けというものを見ていない。
地元ではほとんど毎日夕焼けを見ていた。田舎だったから建物が邪魔をしなかったのだろうか。山に橙色の光が喰い込んでいく様を、足を引きずりながら見ていた。
この街ではよく月を見ている。不思議に月が大きく、明るいのだ。なんてきれいな夜だろう、と思う晩の、多いこと。それでも、どうも夕焼けが恋しくなる。息のしやすい朝を恋うように。体ににじむ色の光を。